診断一時金だけのがん保険は実は高い

夫:30代 妻:30代

このご夫婦は、医療保険とがん保険の両方を提案されていました。

医療保険は120日型ではなく60日型で、かつ一入院の定義が下図の②の場合でも、
①と同じように扱われてしまう保険会社のものでした。

※詳細につきましてはこちらをご参考にされてください

 

1入院の説明

私なら提案しないですね。

がん保険は主契約が診断一時金のみの保険会社のものでした。

※がん保険についてはこちらをご参考にされてください。

この考え方自体はいいと思います。がんの治療法が将来変わっても、
診断一時金なら確実に受け取れますからね。

問題はわざわざこの保険会社にすると保険料が高いということです。

しかも主契約で保障されるのは悪性のがんのみ。上皮内がんは対象外です。

復活するのも1年に1回ではなく2年に1回です。

それに対して別の保険会社の医療保険で、入院日額3000円を付けた上に、
がん診断給付金を100万円付けると、なんとこちらの方が保険料が安いのです。

復活するのは2年に1回と同じですが、上皮内がんも100%対象内です。

100万円の保障+医療入院(三大疾病無制限)でこれです。

200万円の保障をつけると、もっと有利になってきます。

ということは今回のケースの場合ですと、わざわざ医療保険とがん保険を分ける必要はないということになります。

始めから医療保険の特約としてがん保障をつけておけばいいのです。

途中で医療だけ解約するかもしれないという場合であっても、
先ほどご紹介しましたように入院日額3000円にがん特約をつけた方が安いのですから、
がん保険代わりに加入すればいいですよね。

医療保険にしても、がん保険にしても、代理店の乗り合い維持基準のために売っているのでしょう。

何も知らない方が相談されると『プロだから大丈夫』と騙されているのかもしれません。

実はこのがん保険を提案されていたり、まんまと契約しているケースにはかなり遭遇しました。

残念なことですが、それだけ顧客第一主義とはかけ離れているというのが実態です。

あなたも気をつけてくださいね。

ではなぜこのようなことになると思いますか?

実は2014年の半ばまでは保険料が安い、上皮内がんも対象となる診断一時金が主契約のがん保険が販売されていたのです。

その頃であれば医療保険と別々に販売されるということも納得できます。

ところがその商品がなくなってしまうと、優位性のある商品がなくなるわけです。

代理店としてはそれまでに散々がん保険を販売してきています。

保有契約から継続手数料が入ってきますから、その保険会社を手放すわけにはいきません。

そうすると、何としてでも乗り合い維持基準クリアのために販売せざるを得ないのです。

その結果として相談に来た人をうまく騙すということになるのです。

これは数十社の保険会社を扱っているところでもです。

むしろ取り扱い保険会社数が多いとかえってそれが弊害になるという例です。

今は良い商品があっても、今後どうなるかはわかりません。

もし優位性がなくなったら、代理店はそれでも維持基準のためにその保険会社の商品を売り続けます。

多くの保険会社を取り扱っていながら、提案されるのが1社や2社の場合は疑いましょう。

 

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