医療保険と死亡保険の見直し相談
50代女性
このお客様が元々加入していたのは日本の大手生命保険会社の商品で、新商品が出たからと1年前に加入したものでした。
変更するほうがお客様の希望に沿った保障内容にすることができたため、何の問題もなく変更することになりました。
無事に成立したのでそのことをお伝えし、解約手続きを進めてもらうことになりました。
それから数日後、お客様から電話がありました。
解約をしようとしたところ保険会社の営業から、今解約するとペナルティーがあるのでしないで欲しいと泣きつかれたそうです。
ペナルティーというのは、一つは戻入といってもらった手数料の一部を返還しなくてはいけないというものです。
しかしこれに関してはもらったものを返すわけですから、マイナスになるわけではありません。
もう一つは継続率といって、契約を数ヶ月単位でどれだけ維持できているかというものが下がります。
ここで営業もペナルティーがあるからというのが自分本位であることを象徴しています。
本当にその人にとって良い商品を売っているのであれば、まずは解約しない方が良いという理由や根拠を説明するべきではないでしょうか。
『あなたにとってこれだけメリットがあるから、この保険を勧めました。』といったように。
それができないということは、結局は自分の利益の為に相手のことを考えず売っているということになります。
泣きつくというのを聞いたとき呆れてしまいました。
そもそもこのように解約を阻止するというのは、やってはいけないことなのです。
そういうことを平気でやってしまうような営業を抱えている保険会社。
数々の事例を考えても、まともに教育をしているとは思えないですね。
契約を取れればそれでいいというのは、果たして人の役に立つ仕事なのでしょうか?
相手の話を聞かず『おすすめ』というプランを持ってきて契約さえもらえればそれでいいのでしょうか?
いいはずがありませんよね。
それでも加入者がいるというのは、いかにお金の教育が遅れているかということを表しているように思います。
気をつけましょう。