医療保険の主契約である入院給付金

通常の医療保険には

1日入院すると1万円の給付

というように、入院日額での保障が

一般的ですね。

 

医療保険の選び方については

こちらの記事も参考になりますので

是非ご確認ください。

 

ここでは医療保険の中の

主契約、入院保険について

詳しく解説したいと思います。

 

なお医療保険の入院に関する

評価については

ここで述べていることを基準に

しています。

 

1入院は何日型にすべき?

突然ですが、

入院保険って何の為に

加入しますか?

 

当たり前なのですが

入院したときに困らないように

ですよね。

 

では何日の入院なら困りますか?

短期入院でしょうか?

長期入院でしょうか?

 

私はよく

10日程度の入院をした場合、

保険がないと困りますか?

と質問するのですが、

これに対して困りますと

回答する人はまずいません。

 

では30日ではどうですか?

60日ではどうですか?

というように、日数が長くなると

困ります、という人が増えます。

 

このことが何を意味しているかと

いいますと、

本当に困る状況というのは

長期入院をした場合ということです。

 

どうせ契約するなら

30日型より60日型、

60日型より120日型ですし、

360日型以上の長期のものは

いざという時により役立ち、

本当の意味で保険の機能

果たすことになります。

 

以下、傷病別の平均入院日数です。

図をクリックで拡大します。

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入院保険の1入院について

よく出てくる言葉が「平均」です。

「平均」入院日数が、といった

具合ですね。

 

上記の表を見ても、

平均入院日数は31.9日です。

だからといって、

60日型の医療保険で

大丈夫といえますか?

 

脳血管疾患や精神疾患、

他にもいくつかの疾患は

長期の入院になってますよね。

特に65歳以上になると

入院日数も伸びていますね。

 

しかもこれらは「平均」です。

平均であって、この日数より

長かったり、短かったりします。

例えば老後の骨折などは

骨折する場所や度合いにより

随分と違いますよね。

 

120日型であれば、

この「平均入院日数」に対しては

精神疾患以外であれば、

対応できそうですよね。

 

但し脳血管疾患については、

状態も様々であるため、

120日でも足りるかどうかは

わかりません

こういう時に

三大疾病無制限入院があれば

安心できます。

 

保険というのは万一の時に

経済的損失をカバーする為に

加入するわけですから、

長期入院に対応できなければ

リスク回避できないのです。

 

今は入院が短期化しているから

60日型で十分というのは、

あくまで平均のことであって、

全ての疾病でそのように

なっているわけではないのです。

 

自分に長期間の入院は

関係ないと思っていても、

年齢が上がっていくにつれ

該当する可能性はあります。

その時に使えない保険では

駄目なのです。

 

特に終身医療保険に

加入する場合は、

最初に1入院をどうするかを

決めておかなくてはなりません。

少しの保険料の違いなら

長期タイプを選びましょう。

 

1入院の考え方は保険商品で異なる

保険商品説明のところでも

1入院の考え方が残念

という表現をしたりしてます。

 

その詳細を解説したいと思います。

 

例えば1入院60日型というのは、

1回の入院につき、

最大60日までの入院を

保障しますという内容です。

 

その原因が

病気による原因なのか、

怪我による原因なのかで

正確には

疾病入院給付金と

災害入院給付金に

分けられています。

 

同時に複数の病気や怪我が

入院の原因となっても

基準は入院日額ですから、

同じ期間に入院した場合は

入院給付金は入院日数分しか

支払われません。

 

3タイプの1入院の考え方

保険商品によって異なるのが、

1入院というのが入院の原因となる

疾病や傷害が異なる場合に

どのように扱われるかです。

 

どのタイプでも共通してるのは

退院後181日以上経過すれば

入院カウントはリセットされ、

新たな入院開始として扱われます。

 

保険商品の中には

退院後120日以上経過で

リセットされるものもあります。

 
3タイプの1入院

タイプ1

前回の入院と病気でも怪我でも種類と原因が違えば新たな1入院として扱われる

 

タイプ2

病気か怪我の区別しかなく前回の原因が病気なら新たな1入院として扱われるのは怪我の場合のみ

 

タイプ3

病気でも怪我でも区別はなく新たな1入院としてカウントされるのは181日以上経過した場合のみ

 

少しわかりづらいでしょうか。

パンフレットを見るときに

これを確認したりするでしょうか。

きちんと説明を受けるでしょうか。

 

この3タイプの違いは

かなり重要な部分になります。

 

当然ですが、

タイプ1がベストで、

タイプ3は最悪です。

 

この3タイプを図を見て

考えて見ます。

例えば1入院60日型で

考えてみます。

 

まずは下図のような場合です。

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この場合は同じ病気ですから

どのタイプであっても

最初の入院30日分と

次の入院50日間のうち

30日分だけが給付の対象となり

合計で60日分の給付となります。

 

もし退院後に181日以上

経っていれば、

次の入院は新たな1入院として

カウントされるので、

給付対象となります。

 

次に下図のように

最初は病気入院で、

次は怪我入院の場合です。

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この例ではタイプ1とタイプ2では

怪我の入院は

新たな入院として扱われ

全日数が給付対象になります。

 

タイプ3については

疾病・傷害の区別なく、

入院という単位だけで

1入院がカウントされますので

最初の入院30日分と

次の入院50日間のうち

30日分だけが給付の対象となり

合計で60日分の給付となります。

 

最後に下図のように

違う疾病で入院した場合です。

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この例ではタイプ1では

別の疾病での入院は

新たな入院として扱われ

全日数が給付対象になります。

 

タイプ2とタイプ3については

疾病の区別なく、

疾病入院という単位だけで

1入院がカウントされますので

最初の入院30日分と

次の入院50日間のうち

30日分だけが給付の対象となり

合計で60日分の給付となります。

 

1入院の考え方は重要

入院保険というのは

主に老後に使うことが

増える可能性が高いです。

下のグラフを見ても

60歳から急激に入院人数が

増えていますね。

 

<厚生労働省「患者調査」/平成26年より>

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入院する可能性が高くなる

ということは、病気を併発する

という可能性も高くなる

ということになります。

 

例えば骨折等で入院後、

無事に退院しても

その後肺炎などの病気で

すぐに入院したり、

連続して病気になることは

十分に考えられます。

 

このようなことを考えると、

この1入院の定義によって

同じ医療保険だと思っていても

入院給付金が給付される商品と

給付されない商品があるのです。

 

このサイトで評価している

医療保険のランクでも、

この1入院の考え方は

重く考慮しています。

 

もし60日型しかない商品で

タイプ3のものだったら、

老後の保障は大丈夫?

とならないでしょうか。

こちらの商品こちらの商品

タイプ3ですね。

 

主契約の入院保険なんて

どれでも同じと

思ってる方も多いですし、

1入院の考え方については

パンフレットでも

小さく書かれていたり、

担当者の説明もなかったり

軽く流されたりしがちです。

 

現在医療保険に加入中なら

この1入院についても

しっかり確認してもらい、

プロに相談してみましょう。

soudansaki

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