医療保険は必要?終身がおすすめ?考え方や選び方と種類!!人気よりも役立つ特約を!

投稿者: | 2017年7月11日

医療

医療保険って必要なの?


医療保険はみんな入っているし、私も入っておこうかな。

あなたはそのように考えていませんか?

医療保険って主にどんな時に保険金が出ますか?

「病気になったときに困るから」とよく聞きますが、病気になったら出るのでしょうか?

違いますよね。

『入院』と『手術』ですね。

特約を付けていればそれも出ますが。

ここでは入院をメインに考えたいと思います。

 

たとえば日額1万円の医療保険に加入していたとします。

50日という長い期間入院したとして、50万円の給付金が出ます。

 

ところで、仮にこの保険に30歳から加入し、5000円の保険料として30年間保険料を払うと、総額で180万円です。

ということは、180日以上入院すれば、保険料以上に給付金が受け取れるということになります。

通常、これほど入院をする人はそんなにいませんよね。

でも、なんとなく心配だから加入する人が多いわけです。

もし貯蓄が十分にあり、かつそれを医療費にまわせるというのであれば、医療保険には入る必要はないでしょう。

言い切ることができないのは、脳血管疾患や、精神疾患など、長期の入院も可能性としてあるからです。
もちろん、確率は低いと思います。

また『高額療養費制度』というものもあり、1ヶ月に支払う医療費の上限が決まっています。
(将来上限が上がる可能性も十分ありますが)
この説明は必ずしてもらってください。
これを考慮せずに医療保険に加入は有り得ません。

貯蓄が十分になく、心配な人は、最終的に損になるかもしれませんが、入っておくという選択肢はあると思います。

入院の日額は全額保険でと考えず、一部手出しでもいいと割り切るのもいいと思います。

特に会社員の方は有休も残っているでしょうし、傷病手当金というものがあります。

中には『医療保険はいらない!』と断言している人もいるのですが、実際に加入していて経済的に助かっている人も少ないですがいます。
ですから、断言してしまうのもどうかなと思うのです。

 

終身タイプで加入が正解?

 

医療保険は一生涯保障の終身タイプというのが有名です。

終身タイプのほか、定期タイプもあります。

一定期間保障されるものですね。

あまり気づいていない方も多いのですが、子どもが18歳までの医療保障なども定期です。

定期タイプの方が保障期間が短いので安くなる傾向にあります。

 

医療保険を使う確率が一番高くなるのは老後です。

したがって、終身タイプで持っておくのは良い選択だと思います。

ご参考までに、入院受領率のデータを載せておきますね。

 

<厚生労働省「患者調査」/平成26年より>

入院受療率

 

年齢別入院受療率

 

傷病別入院受療率

 

傷病別グラフ

 

かといって定期タイプにも良い使い方があります。

例えば次のような場合を考えてみてください。

  1. 働いている間は保障を上乗せしたい
     
    仕事をしている間は医療費のほか、生活費の補填もしたいということがあるかもしれません。
    特に自営業の方などは傷病手当がありませんから、必要性を感じるかもしれません。
    終身タイプと組み合わせる方法がベストではないでしょうか。
     
  2. 出産時に備えて
     
    女性疾病特約を中途付加できない場合や、保険金を多く受け取りたい場合に有効です。

    妊娠前に加入しておき、一定期間だけ定期タイプの医療保険を活用し、出産時の異常分娩に備えます。

    妊娠高血圧症候群など、家族でかかったことがあれば、確率が高くなるのでこの方法で備えられます。
     

  3. お金が貯まったら医療保険をやめると決めている
     
    一定期間内に医療費を貯め、その後は保険ではなく貯蓄で備える、という場合にも使えます。
    前述のように、貯蓄で備えておくという考え方もありますので。

 

保険料払込期間

 

終身タイプの場合、保険料の払込期間を決めることができます。

  • 一生涯払い続ける終身払い
  • 60歳や65歳など払込期間を決めた短期払い

短期払いの方が保険料は高くなります。

よく「どっちがいいですか?」と聞かれますので、「お好みです」と答えています(笑)

でも、実際そうなんですよね。

老後に保険料を払いたくない人は短期払い。

早死にしたら損だからと思う人は終身払い。

短期払いだと保険料を払う余裕がない人も終身払い。

短期払いは途中で解約すると損なので、慎重に商品を選びましょう。

 

新しい保険に変える方がいい?

 

あなたは『保険は新しくなるから、何年か毎に見直した方がいい。』
なんて言われたことはありませんか?

私はこの話、よく聞くんですよ。

と同時に、こんなことも言われたことはないでしょうか?

『若いうちに入った方が得』と。

歳を取ってから保険を見直すと、保険料が高くなっていますよね。

矛盾していませんか?(笑)

見直すのが前提なら、短期払いなんてできませんよね。

私はこれ、売り手側が売りたいから言ってるのだと思います。

次のような会話を考えてみましょう。

売り手
今度の保険は手術給付金の出る範囲が広がりました。
お客様
どのくらい広がったのですか?
売り手
小さな手術や日帰り手術でも出るようになったんです!
お客様
そうなんですね。変えた方がいいのですか?
売り手
はい。もしもの時に給付金が出ないと意味がありませんから。

これ保険料が下がるのならいいですが、上がったらどうでしょう?

必要ですか?

もし手術給付金が今までの5倍出て、保険料はちょっとしか上がらないとかだったらいいですよ。

でも、ほんの数万円給付金が増える可能性があるだけだとしたら、明らかに損ですよね。

売り手が儲かるので売るために言ってるのではと推測できるわけです。

他にもよくあるのが「昔の保険は入院5日目からでないと出ない。」というもの。

5日未満の入院で、保険がなければ困りますか?

むしろ5日以上の入院からしか給付金がでなくても、保険料が安ければそちらの方がいいかもしれませんよ。

画期的な商品が出たら変更もあるかもしれません。

でもその時は本当に画期的なら追加で入るというのもいいと思います。

『今の保険だと古いから』とか、『今の医療に合ってないから』とか、そのような言葉に惑わされないように気をつけてください。

 

一入院の日数に注意!

 

あなたは医療保険の一入院の日数に限度があるのはご存知ですか?

テレビCMで宣伝されている医療保険。

頻繁に見ますよね。

中にはイメージだけのCMで、保険料と内容は謎に包まれているものもありますが(笑)

宣伝されている医療保険は60日型と呼ばれているものです。

60日型というのは、一回の入院限度が60日まで、というものです。

つまり61日以上入院した場合は、61日目からは給付金が出ません。

この一入院というのは実はとても重要なポイントなのです。

なぜなら60日型と120日型を比較した場合、保険料は保険会社にもよりますが、そこまで値段が上がりません。

入院日数が短くなってきてはいますが、重病の時や、老後の骨折などは入院が長くなることも考えられます。

もし設計書を見たとき、説明もなく60日型になっているときは、十分に気をつけてください。

また前述の一入院ですが、連続入院の場合だけではないんです。

同じ病気の場合は退院後180日を超えなければ一入院となります。

下図をご覧ください。 

 1入院の考え方

もし60日型の医療保険の場合、①の例では最初の入院30日分と、2回目の入院30日分、併せて60日分しか給付金が出ません。

②では病気が違うので給付対象になります。
但し、一部の保険会社ではこの例でも出ないところがあります。
これが有名な保険会社だったりしますので、ここは要注意ですよ。

③は退院後180日以上経過していますので、給付対象になります。

保険は本当に困ったときに役立たなければ意味がありません。

長期入院こそ本当に困ったときではないでしょうか。

ほんの少しの保険料の違いなら、120日型の方が安心かと思います。

中には360日型や730日型などもありますので、そこまでの長期入院が心配であれば、検討するのもいいと思います。

 

こんな医療保険もあります

 

『医療保険はもったいない』

『貯蓄でカバーできそうだから不要』

『自分は入院することは多分ない』

のように、医療保険はいらないかなと考えるケースもあります。

しかし、中にはこのような医療保険もあります。

払込期間までに支払った保険料から給付された金額を除き、全額戻ってくる!その後の保障も一生涯続く。

保険料は高めなのですが、使わなければ支払った保険料が戻るうえに、短期払いですから最終的に医療保障が一生残ります。

医療費のために貯蓄している人は、一括で支払ってしまうというのも手ですね。

他にも・・・

60歳や70歳まで支払った保険料のうち主契約部分の保険料のみが、支払った保険料から給付された金額を除き、全額戻ってくる!但し終身払いのみ。

こちらは保険料を払い続けないといけませんが、それほど金額は高くありません。

働いている間に入院日額の保障を増やしたい場合や、60歳までに医療費を貯めるというイメージならいいかもしれません。
その場合、還付金を受け取ったら解約します。
定期保険の活用方法に似ていますね。

相談時に提案されず興味がおありでしたら、設計してもらうといいですよ。

 

人気があるものがいい保険?

 

あなたは雑誌で紹介されているものや、ネットで紹介されているもの。
その中から人気のある商品に好印象をもちませんか?

だからといって、保険というのは人それぞれです。

人気があるからといっても、あなたにとってどうかはわかりません。

大切なのは、あなたがどの保障を重要視するかです。

ここでも保険料の安さだけで決める、というのは避けましょう。

もちろん、安くてあなたにも合っているというのであれば問題なしです。

 

特に重要な特約の違いを見極める!

 

医療保険の特約は様々です。

ここで全て紹介しても混乱するだけです。

必要かどうかというのは、あなた自身で判断しなければなりません。

その基準は『ないと困るかどうか』が全てです。

ここでは同じ特約の名称でも、商品によって保障が違っている代表的なものを紹介します。

同じような名称ですと、比較提案されたところで、詳しい説明がなければ同じものだと思ってしまいますからね。

これはかなり要注意です。

  1. 手術給付金
     
    特約とはいっても、主契約に組み込まれていることが多いですね。

    外来5倍、入院20倍(日額1万円なら5万円、20万円)
    というところもあれば、

    外来、入院ともに5倍
    というところもあれば、

    外来5倍、入院5~40倍
    というところもあります。40倍はかなり大掛かりな手術です。

    注意点は、保険料が安い理由が手術給付金のところである、ということがあるからです。
    同じように比較されて保険料が安いからそっちに・・・・と思ったら、実は手術給付金が低い、なんてことも。

    よく確認しておきましょう。
     

  2. 三大疾病一時金
     
    これは説明されなければわからないまま契約することもあります。
    重要度としてはかなり高いです。
    特約のなかでも特に注意が必要です。

    三大疾病の定義ですが、

    がん、脳卒中、急性心筋梗塞
    としている商品もあれば、

    がん、脳血管疾患、心疾患
    としている商品もあります。

    これは全く違います。
    特に心疾患などは、急性心筋梗塞だけですと、狭心症、不整脈、弁膜症、心不全などに対応しません。

    急性心筋梗塞は、心疾患患者の中の5%にも満たないのです。

    また、がん以外の給付条件も違います。
    入院したとき、
    20日以上入院したとき、
    手術を受けたとき
    などです。

    更に、1度きりで特約が消滅するところもあれば、
    2年で復活、
    1年で復活など、
    この条件も違ってきます。

    ここの説明を詳しく聞くことは忘れてはいけません。 
     

  3. 介護保障
     
    こちらも認知症などの病気が限定されているものや、
    要介護2以上、
    要介護1以上など、

    条件が違っています。
    重要だと考えるのであれば、要介護1がいいですよね。
     
  4. 所定の状態で出る特約
     
    いろんな病気や状況に対応しているように見える特約。
    生活習慣病で一時金が出るものなど。

    ここで注意しなくてはならないのは、『所定の状態』という注意書きがあることです。

    これは決して簡単に出るものではないですよ、ということなんです。

    どの状態になったら、初めて保険金が給付されるか、しっかりと確認したうえで見極めてください。
      

  5. 保険料払込免除特約
     
    三大疾病で所定の状態になったら、以後の保険料は払込不要というものが主流です。
    (※死亡保障の記事でも少し触れています)

    これも所定の状態という条件であれば、なかなか該当しにくいと思います。

    最近では悪性がんのほか、脳血管疾患、心疾患で入院した場合にも適用されるものもあります。
    但し特約保険料は高めです。

    この特約を付けるなら、65歳払いなどの短期払いにした方が、払い込みが終わる年齢が確実に決まります。
    そちらの方がいいかもしれません。

 

医療保険は主契約の入院、手術よりも、特約にいいものがあったりします。

特約の違いが医療保険の違いといっても過言ではありません。

出やすい、出にくい、そういう基準よりも、どのようなときに保険があると助かるか。

その観点で特約も選びましょう。

相談後の設計で、いきなり特約がドーンと付いて提案され、「これは受け取りやすいですよ」という説明があれば注意してくださいね。

「これはこんな時に助かりますよ」という説明と根拠があればいいですが。

特約の違い、本当に重要ですからしっかりと見極めてくださいね。

 

 

お子様の医療保険

 

「子どもの医療保険っているんですか?」ということをよく聞かれます。

もし市町村から補助があり、入院費用がかからないのであれば、敢えて必要ではないですね。

中には子どもが入院すると付き添いが必要だから、仕事ができなくなるので補填のために必要、という人もいますが。

とりあえずそこはおいて考えてみます。

 

よくあるケースが18歳まで保障される保険に加入しているケースです。

これだと18歳以降、入りなおさなくてはなりません。

保険料も当然上がってきます。

それにもしも、18歳までに今後保険に入れないような病気になったら、新たに加入することができなくなってしまいますよね。

 

こういった入り方はあまりいいとは思いません。

ではどのように考えればいいのかです。

  1. 子どもに将来渡せる財産として加入
     
    小さい内に医療保険に加入すると、保険料もとても安いです。
    がん保障とセットでも2000円くらいです。

    その保険料で一生保障を持っていけますから、将来的に家計が助かりますよね。

    かつ内容もしっかりしたものを選んでいれば、その保険だけで医療保障は十分かもしれません。

  2. 保険に入れなくなってしまうのを防ぐ
     
    前述しましたが、18歳までに保険に加入できない病気になることが、絶対にないとは言い切れません。

    もしそうなってしまったら、もう保険加入は難しいでしょう。
    その対策を兼ねて加入しておくのはありです。

だいたいこの2点だと思います。

入ってあげる余裕があれば、将来お子様のために役立ちます。

入っていなければ入院したときに保険金が出なくて困る、という考え方はちょっと違っていると思います。

 

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