FWD富士生命 新がんベスト・ゴールドα 2018年度版
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※RANKはS~Dまで評価
このページの目次
FWD富士生命の終身がん保険
今回はFWD富士生命の
終身がん保険、
新がんベスト・ゴールドαについて
しっかりと解説していこうと思います。
こちらはがんの診断や
手術などを保障する
がん保険の終身タイプになります。
保障は一生涯で
加入時の保険料は上がりません。
新がんベスト・ゴールドαの主契約部分
このがん保険の主契約は、
診断一時金のみです。
他社のがん保険と比較する場合は
以下の特徴を参考にしてみましょう。
悪性新生物診断給付金は50万円~300万円の範囲で設定できる
悪性新生物診断給付金は初回診断時・2回目以降は診断時または治療での入院・通院時に受け取れる
悪性新生物診断給付金は2年に1回復活する
悪性新生物診断給付金は上皮内がんは対象外となる
悪性がんと診断確定された場合には以後の保険料払込が免除される
このように、主契約に関しては
悪性がんに対してのみの
一時金保障となります。
主契約部分で残念な点
上皮内がんは完全に対象外
となっているのは残念なところです。
プロの間でも評判は良くありません。
診断給付金の復活が
2年に1度ですが、ここは
1年に1度であって欲しい
ところですね。
保険料についてですが
100万円と200万円とでは
単純に2倍にはなりません。
100万円での契約は
保険料が割高になります。
50万円だともっとです。
こういった差をつけるのは
残念ですね。
新がんベスト・ゴールドαの特約部分
新がんベスト・ゴールドαでは
上皮内がん診断一時金が
特約で付加できるように
なっています。
以下、特約と特徴です。
がん先進医療特約は技術料と同額で通算2000万円まで給付される
がん先進医療特約は技術料と別に技術料の10%が給付される
上皮内新生物診断給付金特約は主契約の50%まで付加可能で上限は100万円となる
上皮内新生物診断給付金特約は初回診断時・2回目以降は診断時または治療での入院・通院時に受け取れる
上皮内新生物診断給付金特約は2年に1回復活する
悪性新生物初回診断一時金特約は主契約と合わせて300万円が上限となる
悪性新生物初回診断一時金特約は50万円~250万円の範囲で設定できる
悪性新生物初回診断一時金特約は初めて悪性がんと診断されたとき1回限りの給付となる
悪性新生物診断給付金割増給付特則は主契約の2回目の受け取り時に上乗せされる
悪性新生物診断給付金割増給付特則は主契約と同じか2倍(主契約200万円までの場合)かを選択できる
悪性新生物診断給付金割増給付特則は2年に1回復活する
がん手術特約はがんの手術を受けたときに給付される
がん手術特約は10~30万円の範囲で設定できる
がん手術特約は放射線と温熱療法は含まれない
がん治療給付金特約は抗がん剤治療と放射線治療が対象となり10~30万円の範囲で設定できる
がん治療給付金特約の給付金は治療を受けた月ごとに1回を限度に給付金が給付される
がん治療給付金特約の給付金は通算無制限である
がん疼痛ケア給付金特約はがんによる苦痛を軽減させるがん性疼痛緩和を目的とした入院または通院が対象となる
がん疼痛ケア給付金特約は5~30万円の範囲で設定できる
がん疼痛ケア給付金特約は治療を受けた月ごとに1回を限度に給付金が給付される
がん疼痛ケア給付金特約の給付金は通算12回である
女性がんケア特約は10~30万円の範囲で設定できる
女性がんケア特約の対象となるのは乳房観血切除術・卵巣観血切除術・子宮観血切除術・乳房再建術である
乳房再建術は乳房観血切除術後が対象となる
このように特約に関しては
選び方が難しいものもあります。
特約部分で優れている点
悪性新生物初回診断一時金は
主契約と合わせて300万円が
上限となりますが、
主契約が50万円でも
250万円の付加が可能です。
特約部分で残念な点
上皮内がんの一時金が
付加できるのですが、
給付額が主契約の50%です。
特約となっているため
主契約で100%給付の
他社保険に比べると、
実際の保険料は
割高になっています。
診断給付金割増給付特則と
いうものがありますが、
これは2回目の給付時のみ
一時金が上乗せとなります。
初回は関係ありません。
こういう特約を作るのなら
むしろ初回の診断一時金を
もっと多く設定できる方が
よかったのではと思います。
放射線治療については
がん手術に含まれません。
がん治療給付金特約で
対象となりますが、
手術に含まれていないのは
残念なところです。
新がんベスト・ゴールドαは安いかどうか
「新がんベスト・ゴールドα」は
ガン診断一時金のみの契約が
可能ながん保険ということで
保険相談などでは
提案されることの多い保険です。
確かに数年前は保険料も
安かったのですが
現在はどうでしょうか。
今回この保険を敢えて
30代男性終身払いとして
三井住友海上あいおい生命の
「ガン保険スマート」と
診断給付金を中心に
比較してみます。
三井住友海上 あいおい生命 |
FWD富士生命 | |
商品名称 | ガン保険 スマート |
新がん ベスト・ゴールドα |
契約者 | 30歳男性 終身払い | |
入院日額 | 5000円 | なし |
手術給付金 | 10万円 | なし |
診断一時金 | 200万円 | 200万円 |
上皮内がんの場合 | 200万円 | 100万円(特約) |
支払限度 | 1年に1回で無制限 | 2年に1回で無制限 |
月額保険料 | 2953円 | 3382円 |
診断一時金のみ契約可能な
新がんベスト・ゴールドαですが、
実はガン保険スマートの方は
今回の条件で比較すると
受け取れる診断一時金の条件も
優れており、更には
入院と手術給付金も
付加されているのです。
この情報を知っておけば
保険相談などで
一方的に勧められても
比較してもらうという選択肢が
頭に浮かびますよね。
もちろん他の特約を付加するなど
条件によって今回の保険が
適切になることもあります。
他の条件や付加する特約によって
どのように変わるかの詳細を
保険相談サービスを利用し、
細かく設計してもらいましょう。
初回診断一時金を増額するなら
東京海上日動あんしん生命の
「がん治療支援保険NEO」と
比較してみるといいですね。