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ドル建て保険という商品は、

保険料の支払と運用、保障が

日本円ではなくアメリカドルで

行われる保険のことです。

 

米ドル建ての他にも

豪ドル建てなどの

他の外貨での保険もあります。

それらも同じ理由から

おすすめできませんので、

ご参考にされてください。

 

ドル建て保険にも

円建て保険と同じく

  1. 終身保険
  2. 養老保険
  3. 年金保険

がありますが、

ここでは

ドル建て終身保険について

解説しようと思います。

 

養老保険も年金保険も

おすすめできない理由は

同じようなものですので。

 

ドル建て終身保険にも

3つの種類があります。

 

  1. 終身保険
  2. 低解約返戻金型終身保険
  3. 一時払い終身保険

 

いうまでもありませんが、

為替のリスクが存在します。

 

払込期間中に円安になると

支払う保険料は上がります。

 

解約時に円高になっていると

受け取る解約返戻金が

少なくなってしまいます。

 

為替の振れ幅は大きいので

このリスクを完全に理解できずに

加入するのは絶対やめましょう。

 

下図は過去20年くらいの

米ドル為替レートの推移です。

(クリックで拡大します)

 

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ドル建て終身保険をおすすめしない9つの理由

もしもあなたが

生命保険の貯蓄型である

ドル建て終身保険に

遺族への相続だったり

整理資金のためなどの、

一生涯の死亡保障目的

という理由のみで

加入するのであれば

検討する価値はあります。

 

ドル建て終身保険においては

円建て終身保険に比べると

支払う保険料累計に対する

死亡保険金が大きいからです。

 

しかしそれらがメインではなく

貯蓄や運用の代わりという

目的があるのなら、

ドル建て保険はおすすめしません。

 
おすすめしない理由

外貨預金やFXとは違い為替手数料に加えて保険関係費の手数料などが引かれる

途中解約での元本割れ期間がとても長い

保険料の支払を一時休止できない

運用利率は銀行の金利とは違いわかりにくい

途中で運用したい資金の増減ができない

将来金利が上がっても加入時の低い利率のまま

積立期間が長ければ長いほど増えない

円高傾向になり一旦売ろうと思っても逃げれない

保険会社が破綻した場合に全額保障されない可能性がある

 

では一つずつ詳細を

確認していきましょう。

 

ドル建て終身保険の種類

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詳細を確認する前に、

ドル建ての終身保険には

3つの種類があります。

これらを理解しておきましょう。

 

1.通常のドル建て終身保険

通常のドル建て終身保険は

毎月もしくは毎年保険料を支払い、

一生涯の死亡保障を得ながら

解約返戻金が貯まるものです。

 

保険料払込終了が近づくと

ようやく解約返戻金が100%を

越えることがほとんどです。

加入年齢や保険金額などでも

変わってきます。

 

満期はありませんので、

解約することによって

解約返戻金を受け取れます。

下図のようなイメージです。

 

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契約時の利率が適用されますが、

積立利率変動型のものは

利率が変化し、解約返戻金のほか

保険料払込終了後には

死亡保障も増額されます。

但し最低保障を下回ることは

ありません。

 

2.低解約返戻金型ドル建て終身保険

保険料の払い方や保障は

ドル建て終身保険と同じです。

 

但し解約返戻金が、

保険料払込期間中は

通常のドル建て終身保険よりも

低く抑えられている代わりに

保険料は安くなっています。

下図のようなイメージです。

 

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保険料払込終了後に

解約返戻金が大幅に上がります。

 

契約時の利率が適用されますが、

積立利率変動型のものは

利率が変化し、解約返戻金のほか

保険料払込終了後には

死亡保障も増額されます。

但し最低保障を下回ることは

ありません。

 

この保険は学資保険の代わりなどで

保険料払込期間を15年や18年にし

解約返戻金を活用する方法で

提案されることがありますが、

契約してはいけません。

 

3.一時払いドル建て終身保険

一時払い終身保険は

加入時に保険料を支払い、

一生涯の死亡保障を得ながら

解約返戻金が増えていくものです。

下図のようなイメージです。

 

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保険料は契約時のみの支払です。

加入から数年後に

解約返戻金が100%を越えてきます。

加入年齢や保険金額などでも

変わってきます。

 

満期はありませんので、

解約することによって

解約返戻金を受け取れます。

 

契約時の利率が適用されますが、

積立利率変動型のものは

10年毎などに利率が変化します。

但し最低保障を下回ることは

ありません。

 

以下のおすすめしない理由では

一時払いドル建て終身保険には

該当しないものもあります。

 

1.外貨預金やFXとは違い為替手数料以外の手数料なども引かれる

no1

外貨預金やFXであれば、

為替手数料は取られますが、

預けたお金が減ることは

ありませんよね。

(為替リスクはありますが)

 

しかしドル建て終身保険の場合は

支払った保険料に対して

付加保険料というものが

かかってきます。

 

保険会社の運営経費や

代理店手数料など

付加保険料です。

 

為替手数料に加えて

そういった費用が引かれます。

 

2.途中解約での元本割れ期間がとても長い

no2

解約したときに戻る

解約返戻金が

元本を上回るのは

保険料の払込を終える頃

なっています。

 

保険の見直しをする際も

終身保険を解約すると

元本が割れてしまう為に、

見直しの妨げになります。

 

特に低解約返戻金型では

保険料払込終了までの間は

解約返戻金も抑えられており

元本を大きく下回ります。

 

運よく為替が契約時よりも

円安になっていれば

元本を上回るかもしれません。

 

しかしそんなことは

誰にもわからないことですし、

それなら普通に外貨預金やFXで

外貨を買う方が有利です。

 

一時払い型の場合は

契約から数年後にようやく

解約返戻金が元本を

上回ってきます。

 

3.保険料の支払を一時休止できない

no3

外貨預金やFXであれば途中で数ヶ月の間等

積み立てるのをやめるのは自由です。

 

ところがドル建て終身保険の場合、

例えば月払いの場合に

途中で6ヶ月だけ支払うのを

一時休止してから再開したいという

状況になったとしても、

保険料を毎月払い続けなければ

契約が失効してしまったり、

自動振替貸付で自動的に

契約者貸付が実行されます。

 

契約者貸付というのは、

解約返戻金の8割や9割の範囲で

保険会社から貸付を受けられる

制度なのですが、

利息を取られてしまいます。

ますます運用に不利ですね。

 

特に為替リスクがありますから

円安が進むと支払う保険料は

高くなってしまいます。

 

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それによって保険料の支払が

困難になることも考えられます。

 

もしくは支払うことが可能でも

もう少し円高になってから

保険料を支払いたいと思っても

それができません。

 

保険料を支払う時期が

決められているというのは

大きなリスクになります。

 

4.運用利率は銀行の金利とは違いわかりにくい

no4

銀行の外貨定期預金なら

お金を預けたときの金利から

将来受け取る利息が

簡単に計算できますね。

 

ところが生命保険の場合には

積立利率が3%と設計書に

記載されているからといって、

預金金利のような計算では

まったくわかりません。

 

むしろ元本割れしている間は

預金で考えればマイナス金利

ということになってしまいます。

 

保険の積立利率というのは

銀行の金利とは違うので

注意が必要です。

 

5.途中で運用したい資金の増減ができない

no5

例えば最初は毎月100ドルずつの

保険料を支払っていたものを

途中で200ドルずつに変更したい場合、

契約中の保険を増額できるかといえば

残念ながらできません。

 

新たなドル建て終身保険に

月々100ドルの保険料で

加入するしかないのです。

 

逆に最初は毎月100ドルずつの

保険料を支払っていたものを

途中で50ドルずつに変更したい場合、

契約中の保険を減額できるかといえば

可能です。

但し、これは支払う保険料が

減るのはいいかもしれませんが、

契約中の保険の一部分を

解約するのと同じです。

 

保険金額10万ドルだったものを

保険金額5万ドルにするということは

半分解約するということなのです。

 

解約返戻金は払込終了近くでないと

元本割れしますので、

減額はできるのですが、

相当不利だということになります。

 

6.将来金利が上がっても加入時の低い利率のまま

no6

積立利率は保険契約時のもので

運用されていきます。

 

保険契約中に

市場金利が上がっても

契約時の利率が適用されます。

 

外貨預金であれば

預け直せばいいだけです。

 

スワップポイント狙いのFXなら

毎日受取額が変わります。

スワップポイントとは

2国間の金利差から得られる利益で

日本が低金利のため

金利差はプラスとなり

毎日受け取ることができる。

 

保険の契約は長期間ですので、

将来金利が上がる可能性は

十分あり得ます。

 

アメリカも昔に比べると低金利です。

金利が上昇することはあり得ます。

金利の恩恵を受けることなく

長期間保険で運用するのは

とても不利なのです。

 

積立利率変動型のものであれば、

市場金利に連動しますので、

最低保障以上の積立利率で

運用されます。

 

7.積立期間が長ければ長いほど増えない

no7

ドル建て終身保険の場合、積立期間が

30年以上になることもあります。

 

例えば30歳~60歳までの積立で

解約返戻率が払込終了時

予定利率が3%であれば

低解約返戻金型終身保険で

110%程度ですので、

30年で10%ほどしか増やせません

預金金利で考えると、この例では

1年あたり0.64%くらいの金利です。

 

ドル建て終身保険の特徴として

保険料の払込終了後に

ようやく解約返戻金の増え方が

大きくなるという特徴があります。

 

保険料払込期間が長いと

それほど増やすことはできません。

 

これだけ長い期間、途中解約の

元本割れリスク、為替リスク、

金利上昇リスクに晒されて、

ようやく10%しか増やせません。

 

がっかりですよね。

 

8.円高傾向になり一旦売ろうと思っても逃げれない

no8

ここはとても重要なところです。

 

円高傾向になって、

為替による利益が減ったり

損失が膨らむことが予想された場合、

外貨預金やFXなら簡単に

一旦売却することが可能です。

特にFXは為替手数料も低く

とても逃げやすいです。

 

ところがドル建て終身保険は

保険料払込終了近くでようやく

解約返戻率が100%になるので、

途中で一旦逃げようと思っても

元本割れの覚悟が必要です。

 

もしも円高が進んでしまって

為替でも損失になっていると

為替の損失+保険の損失で

大きな痛手となります。

 

為替に詳しくなければ

円高傾向かどうかの判断も

難しいかもしれません。

 

もしそうであれば、

更にリスクを抱えていることに

なりますね。

 

9.保険会社が破綻した場合に全額保障されない可能性がある

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積立期間が長いですから

万一の保険会社破綻リスクも

念のため考えておきましょう。

 

生命保険会社が破綻した場合は

生命保険契約者保護機構』により、

加入中の保険契約は継続さます。

 

その結果どうなるかですが、

イメージとしては

解約返戻金が本来の90%程度に

なってしまいます。

 

たまったものではありませんね。

 

まとめ&ドル建て終身保険以外の運用方法

このようにドル建て終身保険には

積立中の返戻金の元本割れ、

積立期間の長さ、為替変動、

流動性の低さなど

不利な要素も多くあります。

 

どうせ運用をするなら

自分で直接外貨を購入したり

もっと利回りが期待できるものを

いくつか検討してみましょう。

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1.FXを上手に使う

ドル建て保険と同じように

リスクをとった運用をするなら

FXという選択肢が使えます。

 

ドル建て保険の付加保険料のような

余計なものを取られない分、

こちらを選んだ方がいいでしょう。

 

数年で約3%でも円安になれば、

そこで売却しても保険のように

元本割れとはならず、

ちゃんと利益となります。

 

FXの特徴ですが

  1. 為替手数料が殆どかからない
    片道1銭など 保険なら50銭や1円)
     
  2. レバレッジをかけず手持ち資金の
    範囲内で外貨を買えば
    外貨預金とやってることは同じ
     
  3. 24時間自由に取引が可能
     
  4. スワップポイントがほぼ毎日もらえる
     
  5. 保険商品にはない外貨も買える

 

保険と違い、好きなときに

外貨を購入することや

売却することが可能ですから、

円高のタイミングが来るまで

FX口座にお金を毎月貯めておき、

チャンスだと思う為替レート時に

まとめてドルを買えば、

ドル建て保険に比べても

リスクは大幅に軽減できます。

 

保険のように数十年という

長い期間で考えれば、

十分チャンスが来る可能性はあります。

FXは怖いというイメージを

持たれている方もいますが、

うまく利用すれば非常に有効です。

 

外貨の勉強にもなりますし、

FXとはどんなものかもわかりますので、

一度無料の資料請求

してみてはいかがでしょうか。

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2.上場企業が運営するプロ厳選の不動産案件

ドル建て終身保険は積立期間が長く

その間の解約は元本割れの可能性も

大いにあります。

 

それよりも運用期間が3年以内と短く

期待利回りが4%以上と保険よりも

かなり高い運用商品があります。

 

元本保証ではありませんが、全案件が

1万円という少額からの投資が可能

自分のリスク許容度に応じて

投資タイプを選択できます。

 

保険で毎月1万円を積み立てるように

こういった商品を毎月1万円ずつ

購入するという方法をとれば、

リスク分散にもなります

 

 

運営しているのは上場企業

2012年の創業以来、

増収増益を続けている黒字企業です。

OwnersBook

 

3.ローン投資プラットフォーム

ドル建て終身保険に

加入しようと考える方は、

元本割れするリスクを

理解している方だと思います。

 

そうであれば、クラウドバンク

という方法があります。

運用期間も短いものなら数ヶ月です。

 

ドル建て終身保険のように、

長期間リスクにさらされることは

ありません。

 

最低投資金額は1万円から

可能ですので、リスク分散も容易です。

目標利回りも高いですので、

検討する価値は十分にあると思います。

 

4.証券会社が取り扱う融資型クラウドファンディング

厳しい法規制がかけられている

証券会社が運用する毎月分配型

クラウドファンディングがあります。

 

運用期間が

数ヶ月~2年以内のものも多く

平均利回りが6%以上と保険よりも

かなり高い運用商品があります。

 

元本保証ではありませんが、殆ど

1万円という少額からの投資が可能

自分のリスク許容度に応じて

投資タイプを選択できます。

 

保険で毎月1万円を積み立てるように

こういった商品を毎月1万円ずつ

購入するという方法をとれば、

リスク分散にもなります

 

ドル建ての投資案件もあり、

外貨で運用したい場合も

対応可能です。

 

 

貯蓄型であるドル建て保険は

老後の資産形成のためや

インフレの対策になるなど、

そういう売り文句に惑わされず

しっかり判断しましょう。

 

一度契約してしまうと、

途中で見直そうと思っても

大きな損失となる可能性が

出てきます。

気をつけてください。

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